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導入企業インタビュー

株式会社メルカリ様

株式会社メルカリ様

API連携機能を利用し、スムーズな勤怠管理を実現

株式会社メルカリ様
導入から5年以上、社員数は10名から1650名に。豊富な機能とAPI連携で活用の幅が広いKING OF TIMEだから、成長スピードが速く、常に変化していく組織にもマッチ。

事業概要

社名
株式会社メルカリ
業態
フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用
利用者数
約1650名(連結・2019年4月時点)
拠点数
国内4拠点、海外1拠点

People Experienceチーム 藤下様

People Experienceチーム 藤下様
Q.初めに貴社の事業内容を教えてください。
(藤下様)フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営を行っている他、US版メルカリの運営、シェアサイクル事業の「メルチャリ」、金融関連の新規事業「メルペイ」も展開しています。
Q. People Experienceチームの皆様の業務内容を教えてください。
まず、我々は一人ひとりがエンパワーメントされ、人と組織が成長し続ける世界的なテックカンパニーを創りたい、そこに貢献したいと思っています。その中で、People Experience チーム(略してPXチーム)は、メルカリの社員一人ひとりが力を発揮してその人と組織、そして企業が成長し続けられる環境の維持向上に努めているチームです。具体的には、評価制度、柔軟な働き方、グローバル化、福利厚生施策など、Emploee Experienceを常に意識しながら様々な施策の検討・企画をしています。それに加えて、入社手続き、社会保険手続き、勤怠管理、給与計算、安全衛生管理等の労務業務も行っており、日本にいる社員の勤怠管理で「KING OF TIME」を利用させて頂いています。
Q.柔軟な働き方について具体的に教えてください。
メルカリらしい柔軟な働き方については今後も追求していきたいと思っていますが、現状では、自分のライフスタイルに合わせて仕事ができるように「コアタイムを12~16時とするフレックスタイム制」を導入しているのが1つの柔軟な働き方の具体例かと思います。例えば、あるエンジニアは昼出社のほうが良い、小さな子供を育てている社員は保育園の送り迎えに支障がない時間で働きたい、といった要望をできる限り実現できるような制度にしています。柔軟にすれば良いというものでもなく、私達はコアタイムに全員がそろって顔を突き合わせて仕事することが、業務効率化にもつながり、よりインパクトのある仕事ができるのではないかと思っています。これはメルカリが掲げる「All for one」というバリューにも則しているもので、バリューも大切にしながらメルカリらしい柔軟な働き方を日々考えています。

外国人を含む1650名超の社員を少人数で管理。

Q.「KING OF TIME」での勤怠管理は何名で担当されていますか。またどのように利用なさっていますか。
普段は2名で対応しています。月末が社員の勤怠締日で、そこまでにデータに漏れがないかを社員自身でチェックしてもらっています。翌月の第1営業日にマネージャーが自分のチームの勤怠を確認し、チームごとに締めています。その翌営業日内にPXチームの管理者が内容を確認し、アウトソース先に給与計算を依頼する流れになっています。
Q.勤怠管理に時間をとられているという感覚はないですか。
社員数が多いため勤怠を締めてと言ってもなかなか締めてくれない人も居ますので、その確認には多少時間がかかりますが、全体としてはスムーズに流れていると思います。
Q.管理者側からみて、KING OF TIMEを使用してよかった点や工夫していると思った点はありますか。
API連携があり、他システムとつなぎやすい点が良いなと思っています。APIを利用させていただき、弊社なりの工夫も行っております。(※詳細は後述)
Q.貴社は急成長の過程で社員数や部署、拠点も増えていますが、勤怠管理に問題は起きていないでしょうか。
各拠点の担当者と密にコミュニケーションをとっていますし、また、給与計算につなぐデータ等もエラーなく安心して作成ができてますので、そういった管理者側での勤怠管理において問題は起きていません。
Q.社員の方からの「KING OF TIME」の評判は如何でしょうか。
昨年行ったUI変更によりUXが向上し、マニュアルがなくても感覚的になんとなく使い方がわかるようになっているので問い合わせも減り、良いと言ってくれる人も増えてきた印象です。
Q.新入社員の方への「KING OF TIME」の導入はスムーズに出来ておりますでしょうか。
入社後のオリエンテーションで一度、打刻を体験してもらっています。また、弊社はメンター制度を導入しており、わからないことを相談できるようにしていますし、社内用のWikiも用意してあるので、そこでKING OF TIMEについての不明点も確認できるようにしています。基本的な使い方に関して戸惑いは少ないかと思います。
Q.外国籍の社員の方々にもお使いいただいているのでしょうか。
はい、外国籍の社員も使っております。KING OF TIMEに英語版があるのはありがたいのですが、日本で働くのが初めてという外国籍の社員も多く、英語の言葉だけを見ても、その言葉がそもそもどういう休暇なのかが分からない、ということがあります。例えば、カーソルを合わせるとその休暇の意味が表示されたりする機能や、休暇の名称を日英表記できるよう字数制限を解除していただくと、さらに便利になると思います。
貴重なご意見ありがとうございます。今後日本でも外国籍の人材の雇用が増えてくると思いますので、開発の参考にさせていただきます。

多彩なAPI連携

Q.残業時間の管理で工夫されていることはありますか。
SlackとのAPI連携です。Slackのトークルームに各マネージャーとPXチームの労務担当が入っており、残業が36協定に違反しそうな時は自動でアラートがあがる仕組みをつくり、対策をしています。
弊社はSlack中心でメールをあまりみない社員も多くいますので、少人数で効率よい管理が実現できていると思っています。KING OF TIMEは外部サービスとの連携がオープンなため、こちらの工夫次第で活用の幅が広がるところは魅力に感じています。
Q.打刻はどのようにされていますか。
ICカードでの打刻を利用していますが、それと併用でWi-Fi打刻も利用しています。
Q.ここでもAPIの活用ですね。Wi-Fi打刻のことを詳しく教えてください。
弊社のエンジニアが作ったものですが、会社Wi-Fiに接続した一番早い時間と接続が切れた一番遅い時間をKING OF TIMEに自動で飛ばし、それぞれ出勤・退勤時刻とする仕組みにしています。
ICカードを所持させて打刻させる場合、多少の煩わしさもありますし、どうしても打刻漏れが発生してしまいますので、評判の良い仕組みです。管理上も効率が上がりましたし、社員も喜んでいます。
勤怠管理API利用案内のサイト

サポートも評価ポイント

Q.サポートについてはいかがでしょうか?
メールはあまり使わず、電話でのサポートはよく使っています。画面共有をしていただいての案内は便利だと思います。
ユーザーの多いサービスなので多少電話がつながりにくいことがありましたが、オペレーターの方の対応の質は非常に高く、どの方に当たっても皆さん丁寧で嫌な思いをしたことがありません。もちろん即答できず、確認後折返しの場合もありますが、その後は小まめに折返しの電話をいただき、こちらが出られなかった時に逆に申し訳なかったと思うくらいです。
Q.ありがとうございます。KING OF TIMEはFAQコンテンツにも力を入れているのですが、ご覧になられることはございますか。
まず質問はFAQで確認するようにしています。カテゴリごとに整理されており、内容が充実しているので便利ですね。それでも分からなければ電話する、という流れです。
Q.インポート・エクスポートの使い勝手や動作速度はどうでしょうか。
CSVでのインポート・エクスポートは部署異動や新入社員の配属先が決まった時など、社員の情報を一括でアップデートしたいときに使っています。他のシステムと比較しても速度が速いのでストレスを感じずに使うことができています。
Q 働き方改革に関してどのような取り組みをされていますか。
私は働き方改革という言葉を社内であまり聞いたことがないですね(笑)。
働き方という形よりも環境支援の形ではありますが、やはりエンジニアが多い会社なので、最高のパフォーマンスを出せるように、希望のPCや最新の設備を提供し、より働きやすい環境を整えることは意識しています。あとは、グローバル化を進める中での英語レッスン等の提供もしています。労務管理の観点から残業管理は必要ですが、残業を抑制する、というよりは、働きやすい環境・社員がパフォーマンス最大化される環境を整え続けることが大事だと思っています。万が一のことに関しては、merci box等のダウンサイドのサポートも充実させ、社員が安心して思いっきり働ける環境をつくっているのも取り組みの1つと呼べるのではないかと思います。
Q 最後になりますが、そういった中で貴社が「KING OF TIME」に求められるものは何でしょうか。
弊社内で今後さらに働き方が多様化してきた際に、部署ごとや社員ごとでの設定のカスタマイズをより細かくしなければいけなくなるかもしれません。現状もサポートの方には助けていただいていますが、管理側でそういった制御がどんどんできるようになると嬉しいです。
また、御社がAPIを公開して、必要な情報・取りたい情報を弊社側でカスタマイズできるということはありがたく思っています。より多くのAPI公開を今後も期待しています。
導入後も、紹介もあり何度か他社様のサービスを検討する機会がありましたが、KING OF TIMEと同等の使い勝手がいいのものはなかなかありませんでした。引き続き、今後ともよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

<2019年5月掲載>