セキュリティ・温度検知・打刻を
一つのシステムで管理し効率化。
株式会社ウェルネスキャリアサポート様の導入事例

当社は2021年3月に設立されたスタートアップ企業です。会社設立時に勤怠管理システムを導入したので、他の勤怠管理システムは利用していません。ですが親会社である株式会社キャリアが導入していることもあり、KING OF TIMEを知ってはいました。
導入すれば親会社との連携という面でスムーズになるとは思いましたが、親会社からKING OF TIMEを導入してみてはと指示があったわけではありません。 まずはインターネットで検索しながら勤怠管理システムを調べ、ある程度目星を付けたサービスについては営業担当者による説明を聞き、当社が実現したいことは可能なのか、最適な勤怠管理システムはどれなのかを公正に判断しました。

これは当社の事業内容に大きく関わっています。当社は完全屋内水耕栽培で野菜を育てるウェルネス Mirai Farmを運営しています。ウェルネス Mirai Farmで働いていただいているのは、障害者雇用を推進している各企業で雇用された障害者従業員の方々です。みなさんにとって働きやすい環境になるように、業務のマネジメントツールや本社とのリアルタイム連携を可能にするリモートシステムの導入などITインフラの整備に力を入れています。勤怠管理のシステム化もその一環で、所属する企業も働き方も違う障害者従業員の方々の勤怠データをクラウド上で一元管理し、業務効率も向上させたいと考えていました。

先にお話ししたように勤怠データの一元管理はもちろんですが、それ以外にも導入理由は大きく二つあります。一つは顔認証で温度検知と打刻が同時にできるSenseThunder（※）を利用できることです。食品を扱う職場なので異物混入を防ぐといった観点から、施設内に立ち入る人をフィルタリングする必要がありました。もちろん従業員の健康状態の確認も重要になります。SenseThunderを使えば、顔認証でセキュリティを強化でき、温度検知と出退勤の打刻を衛生的な非接触で行えます。この三つの役割を一つのシステムでまかなうことができるということが、大きな決め手になりました。

※2024年9月30日時点で、SenseThunderは終売となっております。

KING OF TIMEの月額利用料金は1人あたり300円ですが、打刻人数に応じて利用金額が決まります。その月に実働がなかった従業員分は利用料金を支払う必要がなく、無駄なコストが発生しないシステムです。当社のようなスタートアップにとって、コストを抑えてスモールスタートできることにもメリットも感じました。

営業担当者さんと何度か打ち合わせをさせてもらって初期設定について相談しましたが、KING OF TIMEの初期設定は難なくクリアできました。ただ、SenseThunderとの連携については少し苦労しました。迷った時にはサポートセンターに連絡して、設定方法などを確認して進めました。

有休の取得など勤怠に関連する承認手続きは管理部門で行うので、従業員の方々はSenseThunderで顔認証していただくだけ。とても簡単なのでマニュアルを用意するまでもなく、みなさん使いこなしていらっしゃいます。新人さんの初出勤日に顔写真を撮影してKING OF TIMEに登録すれば、その日の退勤時には顔認証で本人確認できるようになるので管理側の作業も非常にシンプルでした。

当社では設立当初からKING OF TIMEを利用しているので、以前の勤怠管理の状況と比較することはできません。しかし、営業担当者さんやサポートセンターと密なやり取りができたことで導入もスムーズでしたし、勤怠管理でのトラブルもなく満足しています。

温度検知データはSenseThunderに蓄積されていくのですが、出退勤時間と同じようにKING OF TIMEのシステム側にデータ自動的に連携されるといいなと思っています。KING OF TIMEとSenseThunderを立ち上げたら、温度検知データも即連携できるような標準仕様にしてもらえると、さらに便利になるはずです。

私たちは現在、ウェルネス Mirai Farmで育った野菜や花の納品先を増やすことに力を入れています。完全屋内水耕栽培で育てるため無農薬で、地域の気候などに左右されることがなく、作物のポテンシャルを最大限に引き出すことができることから味も良い作物が育っています。自分が育てた野菜が市場に出回り、「おいしい」と言って食べてもらえたら働いている方々のやりがいにもなりますし、障害者雇用の促進にもなるので、納品先だけでなく拠点も増やしていきたいです。
そうした拡張性も念頭に置いて初期設定を行ったので、KING OF TIMEを使えば、各拠点と本社をつないで勤怠管理をスムーズに行うことができると期待しています。自社の成長にKING OF TIMEを役立てていきたいです。